はじめに
新型コロナが世界中で蔓延している昨今、日本ではキャッシュレス決済が注目されています。
もともと日本では、キャッシュレス決済普及率が世界的に見ても低く、20%程度でした。
しかし、不特定多数の人が触れるお金は、不衛生であるとの見方が強まり、キャッシュレス決済が注目されるようになりました。
そこで今回は、「キャッシュレス決済で新型コロナの蔓延を防ぐことができるのか?」「そもそもキャッシュレスのメリットは?」について紹介いたします。
新型コロナの影響でキャッシュレス決済が注目
2020年1月に初めて、日本国内で感染者が確認された新型コロナウイルス感染症。現在はピークを越えたようにも見えますが、第2波・第3波についても懸念しなければいけません。
そして、新型コロナ関連の報道が多くされていた、2020年6月末日にキャッシュレス・ポイント還元事業が終了。
政府は、消費税増税に伴い、2019年10月1日からキャッシュレス・ポイント還元事業を行ってきました。
しかし、2019年末時点でキャッシュレス決済利用者の割合は、20%にとどまっていました。
キャッシュレス決済が多く普及しない理由としては、使用感の問題と答える方が多いです。
現金であれば、目に見えてお金が減っていきますが、キャッシュレスでは使用感が薄く、使いすぎを懸念するためです。
しかし、2020年になり、新型コロナ感染症が日本で確認されて以降、キャッシュレス決済が注目され始めました。
非常に感染力の強い、新型コロナの感染防止対策として、お金に触れない方が増えたためです。
実際、不特定多数の方が触れるお金には、非常に多くの菌やウイルスが付着していると言われています。
キャッシュレスによる還元は終了してしまいましたが、新型コロナの感染対策として、キャッシュレス決済を検討してみてはどうでしょうか。
キャッシュレス決済が新型コロナ蔓延を抑制
キャッシュレス決済が普及することで、新型コロナの蔓延を抑制できます。
お金は不特定多数の方が触れるため、多くの菌やウイルスが付着しているにも関わらず、あまり気にしない方が多いです。
実際、お札についたウイルスは約1週間残るとも言われており、新型コロナの感染経路になりうるとの見解を示す専門家もいます。
その一方で、お金は感染経路になりえないと示す専門家もいるため、真偽については不明です。
ただ実際に、お金は不特定多数の人が触れることは事実であり、キャッシュレス決済を行えばリスクの低減につながることは間違いありません。
キャッシュレス決済であれば、スマートフォンやカードを利用するため、自分以外の人が触れる可能性は極めて低くなります。
キャッシュレス決済のメリット
キャッシュレス決済を行うことで、衛生面のみならずさまざまなメリットが受けられます。
まず1つ目は、ポイント還元です。
多くのキャッシュレス決済サービスで、独自のポイント制度を採用しています。
また、2020年9月からは、マイナポイントとして最大で5000ポイントを得られるサービスが開始されます。
2つ目は、見える化です。
現金主義の方は、キャッシュレスだと、ついつい使いすぎてしまうのではないか?と思われているかと思います。
しかし、キャッシュレス決済では、自分で利用限度額を設定することができるので、使いすぎ防止になります。
さらに、いつ・どこで・いくら買い物をしたのかが記録されているため、いつでも確認できるのもメリットです。
現金主義者のうち、必ずレシートをもらい、管理しているのであれば良いですが、そこまでできる方は少ないです。
現金のほうが、いつどこでいくら使ったのか忘れがちになってしまいます。
キャッシュレス決済で見える化すれば、使いすぎ防止にもつながることでしょう。
まとめ
今回は、新型コロナとキャッシュレス決済についてお伝えしてきました。
キャッシュレス決済を行うことで、新型コロナの疑わしい感染経路をひとつ防ぐことが可能です。不特定多数の方が触れるお金であるからこそ、最大限の注意が必要です。
また、キャッシュレス決済を行うことで、ポイントが貯まるなどの「お得感」を得られます。
お得感を得られるからこそ、お金を使います。お金を使えば、新型コロナで衰退している経済がうるおいます。
キャッシュレス決済は、新型コロナの収束に向けた一手になってくれるのかもしれません。