富裕層向けにIFA事業始め、資産運用のコンサルティングを行う株式会社ウェルス・パートナー(本社:東京都港区、代表取締役:世古口俊介)は、総資産3億円以上の富裕層359名に、富裕層の資産運用に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
調査概要
調査概要:富裕層の資産運用に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年1月5日〜同年1月10日
有効回答:総資産3億円以上の富裕層359名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社ウェルス・パートナー」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://wealth-partner-re.com/
富裕層の6割以上が、投資意欲の高まりを実感
「Q1.現在、あなたの投資意欲は高まっていますか。」(n=359)と質問したところ、「非常に高まっている」が31.2%、「やや高まっている」が32.6%という回答となりました。
・非常に高まっている:31.2%
・やや高まっている:32.6%
・あまり高まっていない:25.9%
・全く高まっていない:10.3%
投資意欲が高まっている理由として、「物価上昇」や「株価下落」などの声
Q1で「非常に高まっている」「やや高まっている」と回答した方に、「Q2.あなたの投資意欲が高まっている理由を教えてください。(複数回答)」(n=229)と質問したところ、「物価上昇(インフレ)から自身の資産を守りたいから」が45.4%、「2022年に株価が落ち込み、買い時だと感じているから」が32.8%、「老後の生活が不安だから」が27.5%という回答となりました。
・損する可能性があるから:37.7%
・価格の変動に神経を使うのが嫌だから:31.5%
・興味はあるが忙しい:22.3%
・将来の生活に特に不安がないから:19.2%
・投資に回せる余剰資金がないから:12.3%
・口座開設や運用が面倒だから:10.8%
・金融や投資に関する知識を持っていないから:6.2%
・相談できるアドバイザーがいないから:6.2%
・その他:6.9%
ー62歳:市況が良くないから
ー60歳:興味がないから
ー57歳:現在の投資状況が思わしくないから
ー57歳:世界情勢が不安定
昨今の市場環境変化の影響を受け、63.8%がポートフォリオの変更を検討
「Q4.昨今の市場環境の変化を受けての影響を受け、ご自身のポートフォリオの変更は検討していますか。」(n=359)と質問したところ、「非常に検討している」が25.6%、「やや検討している」が38.2%という回答となりました。
・非常に検討している:25.6%
・やや検討している:38.2%
・あまり検討していない:25.1%
・全く検討していない:11.1%
ポートフォリオを「円資産を他通貨にシフト」や「株から不動産」などへ変更を検討
Q4で「非常に検討している」「やや検討している」と回答した方に、「Q5.ご自身のポートフォリオをどのように変更する予定ですか。自由に教えてください。(自由回答)」(n=229)と質問したところ、「円資産を他通貨にシフト」や「株から不動産」など197の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・68歳:円資産を他通貨にシフト。
・43歳:株から不動産。
・63歳:外国債券・ヘッジファンドを増やす
・42歳:国内株式を売却、外国債を購入
・57歳:米国株式、暗号資産の増加。
・63歳:日本株の比率を上げたい。米国NASDAQ比率を下げたい。
・62歳:持ち株の比率を減らして金・プラチナなどの比率を増やしたい。
一方、59.6%は周囲に「信頼できるアドバイザー」がおらず
「Q6.あなたには、資産に関して「信頼できるアドバイザー」が周りにいますか。」(n=359)と質問したところ、「はい」が40.4%、「いいえ」が59.6%という回答となりました。
・はい:40.4%
・いいえ:59.6%
理由として、「金融機関自体を信用できない」や「資産運用に詳しくない」などの声
Q6で「いいえ」と回答した方に、「Q7.アドバイザーを信頼できない理由を教えてください。(複数回答)」(n=214)と質問したところ、「金融機関自体を信用できないから」が36.9%、「資産運用に詳しくないと感じるから」が24.8%、「過去に金融機関で損をしたことがあるから」が23.8%という回答となりました。
・金融機関自体を信用できないから:36.9%
・資産運用に詳しくないと感じるから:24.8%
・過去に金融機関で損をしたことがあるから:23.8%
・金融機関の担当者に知り合いがいないから:14.0%
・頻繁に連絡してくれないから:8.4%
・その他:12.6%
「信頼できるアドバイザー」の人物像、「銀行の担当者」「証券会社の担当者」がそれぞれ4割以上で最多
Q6で「はい」と回答した方に、「Q8.あなたの資産に関して「信頼できるアドバイザー」はどのような人ですか。(複数回答)」(n=145)と質問したところ、「銀行の担当者
が42.8%、「証券会社の担当者」が42.1%、「資産アドバイザー(IFA)」が29.7%という回答となりました。
・銀行の担当者:42.8%
・証券会社の担当者:42.1%
・資産アドバイザー(IFA):29.7%
・ファイナンシャルプランナー(FP):26.9%
・保険会社の担当者:18.6%
・その他:17.2%
ー50歳:会計士、税理士
ー45歳:Twitter
ー51歳:自分自身
ー52歳:投資仲間
ー44歳:不動産会社
相談しやすい理由として、「情報提供してくれるから」が70.3%で最多
Q6で「はい」と回答した方に、「Q9.Q8で答えたひとについて、相談しやすい理由を教えてください。(複数回答)」(n=145)と質問したところ、「情報提供してくれるから」が70.3%、「資産運用に詳しいから」が62.1%、「付き合いが長いから」が47.6%という回答となりました。
・情報提供してくれるから:70.3%
・資産運用に詳しいから:62.1%
・付き合いが長いから:47.6%
・信用できる人からの紹介だから:26.9%
・オフィスが家から近いから:10.3%
・その他:3.4%
ー65歳:人間性
ー44歳:知識が豊富だから
ー56歳:運用成績が良いから
現在の投資先、第1位「国内株式」、第2位「投資信託」
「Q10.現在の投資先を教えてください。(複数回答可)」(n=359)と質問したところ、「国内株式」が77.2%、「投資信託」が51.5%、「国内不動産」が43.5%という回答となりました。
・国内株式:77.2%
・投資信託:51.5%
・国内不動産:43.5%
・外国株式:39.6%
・外貨:37.6%
・国内債券:26.7%
・外国債券:21.4%
・暗号資産:18.4%
・海外不動産:11.4%
・ヘッジファンド:9.7%
・その他:3.1%
ー65歳:現物
ー67歳:預金
ー60歳:日経先物
ー57歳:金
・投資していない:6.1%
今後増やしたい資産、第1位「国内株式」、第2位「外国株式」
「Q11.今後、増やしたい資産はありますか。(複数回答可)」(n=359)と質問したところ、「国内株式」が33.7%、「外国株式」が30.4%、「国内不動産」が23.7%という回答となりました。
・国内株式:33.7%
・外国株式:30.4%
・国内不動産:23.7%
・外貨:19.8%
・投資信託:18.1%
・外国債券:13.9%
・海外不動産:12.3%
・国内債券:12.0%
・暗号資産:11.7%
・ヘッジファンド:8.4%
・その他:1.7%
ー52歳:金
ー59歳:iDeCoとNISA
ー60歳:先物・オプション
・特にない:23.7%
今後外国債券を増やしたい富裕層の70%が「米国債」に興味
Q11で「外国債券」と回答した方に、「Q12.どのような債券に投資をしたいですか。」(n=50)と質問したところ、「米国債」が70.0%、「普通社債」が20.0%という回答となりました。
・米国債:70.0%
・普通社債:20.0%
・劣後債:2.0%
・永久劣後債:4.0%
・CoCo債:0.0%
・その他:4.0%
ー63歳:ゼロクーポン債
ー65歳:南アフリカランド建債券
外国債券に興味がない理由、約3割が「ドル安円高になると思っているから」と回答
Q11で「外国債券」を選択しなかった方に、「Q13.外国債券を増やしたいと思わない理由を教えてください。(複数回答可)」(n=309)と質問したところ、「ドル安円高になると思っているから」が26.9%、「信頼できるアドバイザーがいない」が26.2%、「金利が上がって債券価格が下落すると思っているから」が26.2%という回答となりました。
・ドル安円高になると思っているから:26.9%
・信頼できるアドバイザーがいない:26.2%
・金利が上がって債券価格が下落すると思っているから:26.2%
・(株式などと比べると)期待リターンが低いから:21.0%
・どこで購入できるかわからない:7.1%
・その他:7.8%
ー58歳:為替にかかわるものは興味がない
ー68歳:既に保有しているので
ー43歳:投資信託でカバーしてるから
ー61歳:貸し倒れリスクがあるから
ー62歳:日本国の資産を増やしたい
今後国内不動産を増やしたい目的、「インカムゲイン(定期収入)」が60.0%で最多
Q11で「国内不動産」と回答した方に、「Q14.国内不動産を増やす目的を教えてください。」(n=85)と質問したところ、「キャピタルゲイン(値上がり益)」が14.2%、「インカムゲイン(定期収入)」が60.0%という回答となりました。
・キャピタルゲイン(値上がり益):14.2%
・インカムゲイン(定期収入):60.0%
・タックスメリット(節税):8.2%
・インフレ(物価上昇)対策:9.4%
・レバレッジ(借入)効果:4.7%
・その他:3.5%
ー72歳:家賃収入
ー61歳:余暇を楽しむため
富裕層の約6割が投資での失敗を経験
「Q15.今までに投資で失敗したことはありますか。」(n=359)と質問したところ、「よくある」が18.1%、「ある」が39.6%という回答となりました。
・よくある:18.1%
・ある:39.6%
・あまりない:24.2%
・ない:18.1%
失敗理由として、「自分が投資に詳しくないから」や「予期せぬ政治情勢の勃発」などの声
Q15で「よくある」「ある」と回答した方に、「Q16.失敗した理由を教えてください。」(n=207)と質問したところ、「自分が投資に詳しくないから」や「予期せぬ政治情勢の勃発」など188の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・61歳:自分が投資に詳しくないから。
・42歳:予期せぬ政治情勢の勃発。
・51歳:買いっぱなしで放置しているから。
・61歳:先物取引で業者のいうとおりにしたら損をした。
・48歳:売り時を逃した。
・72歳:相場見通しの誤り。
・54歳:アドバイザーがいないから。
・65歳:投資対象の財務的安全性をよく調査していなかった。
・57歳:証券会社の担当者に勧められるままに投資してしまったから。
・56歳:金銭的に余裕が無い状態で始めたから。
・55歳:予想通りにすべて行くとは限らないので、特に明確な理由はわからない。
失敗した投資商品、「国内株式」が62.3%で最多
Q15で「よくある」「ある」と回答した方に、「Q17.どのような投資商品で失敗しましたか。(複数回答)」(n=207)と質問したところ、「国内株式」が62.3%、「外国株式」が25.1%、「投資信託」が17.4%という回答となりました。
・国内株式:62.3%
・外国株式:25.1%
・投資信託:17.4%
・外貨:15.5%
・外国債券:12.6%
・暗号資産:10.1%
・国内不動産:9.7%
・ヘッジファンド:8.7%
・海外不動産:8.7%
・国内債券:6.3%
・その他:5.3%
ー59歳:先物取引
ー33歳:バラハウスへの投資
ー58歳:FX
ー52歳:知人の勧め
ー62歳:定期逓増保険
米ドル投資を検討する為替レート水準、約7割が「1ドル=130円以下」と回答
「Q18.米ドル/円の為替レートがいくらの水準なら米ドルに投資してもいいと思いますか。」(n=359)と質問したところ、「1ドル=120円以下」が18.4%、「1ドル=110円以下」が23.7%という回答となりました。
・1ドル=150円以下:4.7%
・1ドル=140円以下:4.2%
・1ドル=130円以下:11.1%
・1ドル=120円以下:18.4%
・1ドル=110円以下:23.7%
・1ドル=100円以下:14.5%
・投資したいとは思わない:14.2%
・わからない:9.2%
「資産全体をアドバイスできる資産運用のプロへの相談」に約半数が興味
「Q19.株や不動産、保険などの金融から不動産まで資産全体をワンストップでアドバイスしてもらえる資産運用のプロがいたら相談したいと思いますか。」(n=359)と質問したところ、「非常にそう思う」が19.5%、「ややそう思う」が25.9%という回答となりました。
・非常にそう思う:19.5%
・ややそう思う:25.9%
・あまりそう思わない:22.6%
・全くそう思わない:21.7%
・わからない:10.3%
まとめ
今回は、総資産3億円以上の富裕層359名に、富裕層の資産運用に関する意識調査を実施しました。
総資産3億円以上の富裕層の6割以上が「物価上昇」や「株価下落」などの理由で、投資意欲の高まりを実感していることが分かりました。また、昨今の市場環境変化の影響を受け、63.8%がポートフォリオの変更を検討する一方で、周囲に「信頼できるアドバイザー」がいない人も多数いることが分かりました。理由として「金融機関自体を信用できない」や「資産運用に詳しくない」などが挙がりました。
2020年にはコロナウイルスが流行し株式市場が大きく変動しており、さらに日米金利差の影響により為替市場も今大きく変動しています。これらの背景を受け、富裕層の過半数が自身のポートフォリオ変更を検討している一方で、信頼できる投資に関する相談相手がいない実態が明らかに。失敗談としても、金融機関やアドバイザーを信用して失敗した声もあり、アドバイザーの選定になかなか踏み切れない実態もあるようです。資産アドバイザー(IFA)の認知度拡大もしており、アドバイザー選定においては、大手金融機関だけではなく富裕層へのアドバイスの確実な実績のあるプロであることが求められるのではないでしょうか。
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