新生活スタイルとして主流になりつつあるテレワークで何が変わった?

はじめに

新型コロナの影響がまだまだ残っている日本では、感染予防対策の一環として「テレワーク」が主流になりつつあります。
テレワークが主流になったことで、さまざまなメリットが生まれたと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、リモートワークによって発生するのはメリットばかりではありません。
そこで今回は、リモートワークで何が変わったのか?どういうことに気をつけるべきなのか?についてお伝えしていこうと思います。

時間の有効活用

テレワークが主流となった今、労働者が感じる一番変わった点は「時間」です。

今までは、朝起床してから準備をして、公共交通機関や車両等を利用して会社に出勤するのが一般的でした。
日本人男性の平日平均通勤時間は約1時間30分であると言われており、片道45分程度の時間がかかっていました。

ところが、テレワークが始まったことによって、1日1時間30分という貴重な時間を自分の時間に費やすことができるようになります。
出勤時と同じ時間に起床して、朝はのんびり過ごす方もいればゆっくり起床される方もいます。そして夜は、業務が終了した時点で、もう自宅にいるため自分の時間を有効に活用できるようになりました。

労働者としてはとてもメリットですが、公共交通機関に与える経済的影響やオフィス付近の飲食店は打撃を受けていることでしょう。昼食に出かけることも少なくなれば「帰りの1杯」もなくなってしまったわけです。

時間が有効活用できた分、自己投資やリフレッシュなどで企業としては生産性が上がったかもしれません。ですが、周囲の関連店舗は打撃を受けています。これからの日本の課題とも言えるでしょう。

オンライン化

テレワークが主流になったことで、オンライン〇〇が増えました。オンライン会議やオンライン押印、オンライン飲み会などなど。
オンライン化が進み、利便性が向上したと感じる方が多い一方で、オンラインツールに慣れていない方への指導や格差が浮き彫りになっています。

また、オンライン授業に関する注目が集まってはいますが、オンライン環境を整備できない家庭への配慮も課題のひとつです。
オンライン化が進むことで、利便性が向上することは言うまでもありませんが、課題がまだまだ山積みのようです。

メンタルヘルスへの影響

テレワークが進んだことによって、メンタルヘルスへ影響が現れている方もいます。この事実は、テレワーク社会に進む中では必ず向き合わなければいけない問題のひとつでしょう。

テレワークによってメンタルヘルスへ影響をもたらす原因のひとつとして「メリハリがない」ことがあげられます。
今までは、会社に行き仕事をする。自宅に戻ってゆっくり休む。というはっきりとしたメリハリ、公私の境がはっきりとしていました。

しかし現在は、自宅でお仕事をしながら自宅で休む。すべてを自宅で完結するようになり、メリハリを感じられなくなりました。また、家族がいる方であれば、普段いない人がずっと自宅にいることがストレスに感じる方も多くいます。

最近では「コロナ離婚」という言葉も生まれたほどです。反対に、家族とのコミュニケーションが増えた方もいますが、一人住まいの方は外とのコミュニケーションが極端に減ったと答える方もいます。

コミュニケーションが極端に減ってしまうことでも、メンタルヘルスへ影響をもたらしかねません。リモートワークで確実に利便性が向上した一方で、悪影響も少なからずあるので、しっかりと向き合っていかなければいけません。

まとめ

今回は、リモートワークで変わったことについてお伝えしました。
リモートワークで自分の時間が増え、自由に使える時間が増えたことはとても良いことです。

その一方で、さまざまな影響が発生しているとのことでした。
リモートワークで仕事ができることをわかった現在、もとの生活スタイルに戻ることはないでしょう。
新生活スタイルとして、リモートワークが主流になっていきます。デメリットや注意点ともしっかり向き合いながら、生活していきましょう。

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