はじめに
“終活”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
終活とは、人生の終わりに向けた準備をしていく活動のことです。
少し、後ろ向きな言葉のように感じる方も少なくはないでしょう。
しかし終活は、しっかりと行っていくことで、余生が豊かになるポジティブなものです。
そして、自分の死後も終活によって思い通りに進みます。
自分の希望や思いを残しておくということは、とても大切なことです。
そこで今回は、終活について詳しく紹介していこうと思います。
終活について
終活という言葉を聞いたことがある方は少ないかもしれません。
就活と終活を間違えているのではないか?と思われることもあるようですが、終活は立派な意味があります。
そもそも人は必ず、最期の日を迎えます。
何百年も何千年も生きながらえる人は、この世に存在しません。
人は、亡くなってしまったらそれで終わりです。
しかし、生前に一生懸命築き上げてきた資産を自分の思うように分配したいと思いませんか。
また、自分のお墓に対する希望や葬式に対する希望を伝えておきたいと思いませんか。
終活とは、死後に向けた事前準備ということです。
ただ、死後の事前準備というと少し暗い印象を受けてしまいますね。
死後の事前準備を行うことで、今をより良く生きようと思う、ポジティブな意味合いも持っています。
終活を始める時期については、早すぎるということは一切ありません。
人はいつどこで生涯を終えるかわからないためです。
思い立ったときにすぐに終活を始めてみてはいかがでしょうか。
富裕層こそ早めの終活を
潤沢な資産を抱えている富裕層だからこそ、早めの終活が必要です。
自分の死を意識してから終活を始めるのでは、少し遅いのではないかと考えます。
もし仮に、長生きできたとしても、年を重ねることによって認知症リスクも発生します。
認知症になってしまっても、成年後見制度がありますから、終活はできるでしょう。
しかし、自分の思いを残せるか?と言われれば、難しいのではないでしょうか。
とくに、終活で考えておきたいことは下記の6つです。
財産・住居・相続・医療や介護・遺品整理・葬式や墓
葬儀や墓など、自分の希望を伝えたい終活については、はっきり意識があるうちに行っておきましょう。
終活の際のポイント
終活を行う際のポイントは、主に3つです。
・過去の人生を振り返ること
・末期医療について
・これからやりたいことを考える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
過去の人生を振り返ること
人生の最後に向けた準備を行うのですから、当然過去のことも振り返らなければいけません。
過去を振り返ることで、もう一度行ってみたい場所が見つかったり、もう一度会いたい人が見つかったり。
そうすることで、余生の人生設計が具体化され、終活に向けた準備が進みます。
末期医療について
終活で忘れてしまいがちですが、末期医療についての希望を伝えておくことも大切です。
末期になってしまえば、意識がなくなってしまうこともあるでしょう。
しっかりと、自分の希望を伝えておきましょう。
これからやりたいことを考える
人生の終わり方を考えればきっと、これからやりたいことも見つかるはずです。
行ってみたかった場所、会いたかった人。
実現させるためにはどうしたら良いのか。を考えるのも終活のポイントです。
まとめ
今回は、終活について紹介しました。
終活に早すぎるということはなく、いつ始めても良いです。
もちろん資産状況や希望の変更に伴って、随時変更もしていかなければいけません。
そして、富裕層の方はとくに、自分の希望をしっかりと残しておく必要があります。
多くの資産をどのように分配したいのか、末期医療はどうしたいのか。
会社経営者であれば、自分の死後、会社をどうしたいのか。
しっかりと自分の意志を残しておくことは、自分のみならず関係者に対してもありがたいことです。
しっかりと向き合い、終活を進めていきましょう。