2020
03/12
不動産

はじめに

人生で一番高い買い物といえば、マイホームですよね。
数千万円から数億円の大豪邸を購入する方もいることでしょう。

いずれにしろ、住宅を現金一括で購入できる方は少ないです。
ほとんどの方は、住宅ローンを組んで夢のマイホームを手に入れます。

住宅ローンを組むということは、銀行などからお金を借りるということです。
多額のお金を借りられればその分、立派な住宅を購入できますよね。

しかし、多額の融資を受けても、返済できなければ意味がありません。

確実に返済できる金額を把握した上で、融資を受ける必要があります。
そこで今回は、住宅ローンは年収の何倍が相場なのか?安定して返済を行うためには、何倍が良いのか?について紹介していこうと思います。

住宅ローンは年収の何倍が相場?

住宅ローンの借り入れ限度額は“年収の5倍まで”と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

2019年の日本人の平均年収は441万円でした。
つまり、もしも年収5倍までの融資しか受けられなければ、2,200万円程度の融資しか受けられません。

2,200万円で土地の購入から建物の建築までとなると、夢のマイホームがかなり質素になってしまいますね。

地方であれば、かろうじて建築できても、都会で2,200万円の住宅を購入するのは厳しいです。

ではなぜ“年収の5倍まで”という言葉が独り歩きしているのでしょうか。

年収の5倍までという数値は、『安定して返済していける“相場金額”』的な意味合いを持っているからです。

住宅ローンは数十年という長期間で支払いを続けなければいけません。
将来に向かって収入が目減りする可能性も否めません。

長い人生を総合的に判断して、返済利率は年収の20%程度が良い。
つまり、年収の5倍までであれば、安定して返済を続けられるということです。

そのため、5倍までしか融資を受けられないわけではなく、受けられる融資金額は各個人によって異なります。

年収の何倍まで融資が可能?

住宅ローンを長期間にわたって、安定的に返済を続けるためには、年収の5倍が相場であると紹介しました。

しかし、必ずしも年収の5倍までしか融資を受けられないわけではありません。

実際には、住宅ローン申込者の年齢や収入、職業や健康状態を総合的に判断し決定されます。

実際のところ、かなりばらつきがあり、はっきりとした情報がありません。
5倍までしか融資を受けられない人もいれば、年収の10倍程度まで融資を受けられる人もいます。

住宅ローン審査は厳しい?

住宅ローンの審査が厳しいかどうかは、各個人の属性によりけりです。

高額な融資を受ける住宅ローンは、審査が厳しい印象をお持ちの方が多いですが、そういうわけでもありません。
多くの場合、住宅ローンにて購入した建物には、融資を行った銀行等が抵当権を設定します。

また、債権者が死亡しても、団信保険から保険金が支払われるなど、他のローンに比較してリスクヘッジを徹底しています。

このため、もしも住宅ローン申込者の健康状態が著しく悪ければ、属性が良くても審査に通る可能性が低くなります。
ただ、団信保険の中でも、ワイド団信など、比較的加入しやすい保険も用意されています。

住宅ローンは長期間返済をしていかなければいけません。
債務者も債権者もお互いに徹底したリスクヘッジが大切です。

まとめ

今回、住宅ローンは年収の何倍まで?というテーマについて、解説してきました。

住宅ローンは、各個人の属性によって大幅に変動するということでした。

ただ、『借りられる=返済できる』ではありません。
たくさんの融資を受けられれば、その分、立派な住宅を建てられることでしょう。

しかし、返済が滞れば本末転倒ですよね。
融資をどれくらい受けられるか?ではなく、毎月どのくらいなら返済をできるか?
ということについて考え、希望融資額を決定したほうが良いです。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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