2022
12/01
資産運用入門

はじめに

資産運用の初心者は「失敗したくない」と思うのではないでしょうか。失敗したくないからこそ、資産運用に二の足を踏んでしまう方もいるかもしれません。
資産運用で失敗しないためには「失敗例を知っておく」という対策方法があります。資産運用の失敗事例を知識として知っておくことで、事例を参考にして失敗を回避するわけです。

この記事では資産運用の初心者が知っておきたい失敗事例や、失敗しないためのおすすめ資産運用方法について解説します。

資産運用とは?

資産運用とはお金(資産)を預金や投資などの方法で、貯めたり増やしたり、守ったりすることです。資産運用の貯める方法、守る方法としては、主に銀行などの金融機関で提供している預金を使います。資産運用の増やす方法としては、投資信託や債券、株式、不動産などへの投資が主な方法です。

金融商品への分散投資などを通して、自身のお金(資産)を運用することが資産運用です。

資産運用は老後資金や生活費の確保、ライフイベントのための資金準備など、幅広い目的のために行われています。

資産運用では自分で金融商品を選んで投資や預金をする他、iDeCoやNISAなどの制度を利用するケースもあります。資産運用は資産を守る、あるいは増やすための運用なので、いくつもの金融商品や制度から自由に選択することが可能です。

資産運用で失敗する人の特徴

資産運用で失敗すると資産の減少に繋がってしまいます。資産を守り増やすためにも、資産運用をする方は「失敗を避けたい」と思うはずです。
資産運用を失敗する方には7つの特徴があります。特徴に当てはまっている方は要注意です。

・すべて人任せにする
・リスクを把握せずに資産運用を始める
・リスクとリターンの仕組みを把握していない
・利益だけを追求している
・分散投資をしない
・資産運用の金額を決めない
・手数料や銘柄に無頓着である

資産運用の失敗する人の特徴としては、銀行や証券会社に任せきりにしている人が挙げられます。銀行や証券会社は自社の取り扱い商品からおすすめを提案しますので、資産運用をしたい人の目的や方針と必ず合致するとは限りません。

また、資産運用で投資をした場合、必ず儲かる保証もないのです。金融機関に言われるがまま投資してみたものの、特に利益が出ないケースやマイナスになるケースも少なくありません。

株式や投資信託などの金融商品にはリスクがあります。また、リスクの高い金融商品はリターンも高い傾向にあるのです。リスクやリターンの仕組みを理解せず、分散投資をしない人や利益ばかり追求してしまう人は、資産運用を失敗しやすい人だと言えるでしょう。

資産運用には計画性も必要です。株式や投資信託などの金融商品に金額を決めずとにかく投資してしまう人は注意が必要になります。資産運用の各種金融商品には手数料なども必要になるため、銘柄や手数料に無頓着な人も失敗しやすいと言えるでしょう。

資産運用でありがちな失敗例

資産運用でありがちな失敗事例を4つご紹介します。

1.銀行や証券会社のアドバイスだけで資産運用してしまった

銀行や証券会社は基本的に自社の取り扱い金融商品からおすすめします。すべての担当とは言いませんが、自社にとって手数料が有利な金融商品をおすすめとしてアドバイスするケースも少なくありません。

銀行や証券会社にアドバイスされるままに「おすすめ金融商品」だけで資産運用してしまい、手数料が割高になってしまった失敗事例です。分散投資という言葉で金融機関に都合の良い金融商品に誘導され、資産が目減りした失敗事例もあります。

2.1つの銘柄や金融商品だけに集中して資産運用してしまった

株式や投資信託など1つの金融商品あるいは銘柄に集中して投資した結果、その金融商品や銘柄が値下がりしてしまい、資産が減ってしまったという失敗事例もあります。

資産運用の基本は分散投資です。1つの銘柄や金融商品に投資を集中させるのではなく、3つ、4つと、いろいろな金融商品や銘柄に資産を分散させることで、値動きリスクの対策が可能です。

3.利益を得ようと短期売買を繰り返してしまった

資産運用に株式を利用した場合によくある失敗事例です。株式などを短期間で売買してしまい、手数料などにより利益よりマイナスの方が多くなってしまう失敗事例になります。

資産運用の際は長期的な視点での運用も重要です。

4.資産運用で株式などの損切りができず失敗した

損切りとは損失が出ている金融商品をこれ以上マイナスが拡大しないタイミングで売却することを言います。

すでにマイナスになっている金融商品でも「値上がりするかもしれない」「ここで売却してもいいのか」などの気持ちから売却に踏み切れないケースがあります。

マイナスが出ている状態で売却の決断をすることは、資産運用初心者にとっては難しいことではないでしょうか。売却に踏み切れないうちにさらにマイナスが拡大してしまい、資産運用を失敗するわけです。

資産運用投資初心者におすすめの資産運用方法

資産運用は最初から難しい方法や複雑な方法を選ぶのではなく、初心者向けの方法から少しずつステップアップすることをおすすめします。
初心者向けの方法としては、プロに相談しながら資産運用する方法があります。

銀行や証券会社などの特定の企業に属していない専門家に金融商品選びや売買のタイミングなどを相談しながら、少しずつ資産運用の手法や考え方を学んではいかがでしょう。

まとめ

資産運用はいきなり難しい方法や複雑な方法から始めてしまうと失敗の元です。また、勉強したつもりでも、知識と実践は異なります。失敗を回避し経験を積むためにも、まずは資産運用の専門家であるアドバイザーに相談してはいかがでしょう。

IFAなどのプロに相談や質問することで、自然と資産運用の知識を養うことも可能です。無料相談窓口などもありますので、お試しで活用することをおすすめします。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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