富裕層が一生に一度はプレーしたいと憧れる 数々の伝説とドラマを生んだ世界の殿堂ゴルフ場10選

神が創り出す自然に敬意を払い、自然と一体になって楽しむスポーツとして、ヨーロッパの上流社会で発展してきたゴルフは、社交の場、打ち解けてスムーズに商談できる舞台として、富裕層の日常生活の一部になっています。世界的なトーナメントで有名なゴルフ場の中でも、ゴルフ愛好家が一生に一度はプレーしたいと憧れる世界の殿堂ゴルフ場トップ10をご紹介してまいります。

1.セント・アンドリュース・オールド・コース/スコットランド

スコットランドの北海に面する町に、1552年に誕生した世界最古のゴルフ場で、「神と自然が創ったコース」と崇められ世界中のゴルファーが憧れる聖地です。全英オープンなど名だたるメジャー選手権が開催され、数々の名勝負を生み、名所のホールには偉大な選手の名前がつけられています。

古代ヘブライ語で「18」が「人生」を意味することから、18ホールが主流となったのもセント・アンドリュースから始まりました。障害物を避ける為に無罰でドロップできる救済ルールや、トム・モリスが市の水道管を芝に埋めたことで定まった直径約10.8cmのカップサイズなど、多くのゴルフの規定がこのゴルフ場から始まったのです。

2.パイン・バレー・ゴルフクラブ/アメリカ

米国ニュージャージー州にあり、プロのトーナメントは開催されないものの、世界一の名門ゴルフコースランキングで常に1位に輝くゴルフ場です。ゴルファーのジョージ・アーサー・クランプによって設計され、22,000本の雑木林を切り倒して完成したゴルフ場は、1922年の開設以来、世界一難易度の高いコースとしても知られています。

世界中で厳選された1300人の会員と同伴者のみがプレーでき、招待できる同伴者数に限りがあり、女性は日曜日の午後のみプレーが許可されるなど、ここでプレーすることさえ極めて困難と言われる、究極の狭き門なのです。

3.ロイヤル・カウンティ・ダウン・ゴルフクラブ/北アイルランド

北アイルランドのニューカッスルにリゾートコースとして1889年に開設されたゴルフ場で、ハリー・バートン、ハリー・コルトらによる改造で、世界的に評価の高い4番、9番ホールが誕生したことでも知られています。1908年にはエドワード7世からロイヤルの称号を授かりその名が使われています。

スリーブ・ドナード山が聳えるダンドラム湾の海を一望できる絶景コースながら、129箇所の深いバンカーや起伏の激しいフェアウェイ、また海風の影響もあり、正確なショット技術が求められる上級コースとしても知られています。

4.サイプレス・ポイント・ゴルフクラブ/アメリカ

世界名門ゴルフコースランキングで常にトップクラスを維持するゴルフ場で、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブを設計監修したアリスター・マッケンジー博士の設計で、1928年に開設しました。カリフォルニアのマレー半島南端にある絶景コースは、世界でも美しいコースとして知られています。

ショール・クリーク事件で有名な「会員は白人のみ」という運営規則で、世界の会員数は250名と選民主義的なクラブと言われています。世界一美しいパー3と言われる16番ホールなど、一度は体験してみたいゴルフ場です。

5.シネコック・ヒルズ・ゴルフクラブ/アメリカ

米国ニューヨーク州サウサンプトンで、1891年にウィリー・デイビス設計で創立されたゴルフクラブで、1892年にスタンフォード・ホワイトが設計して完成したクラブハウスと共に、全米最古のゴルフ場として2000年に米国歴史登録財に登録されています。

1896年の全米オープンに始まり、メジャートーナメントなども多く開催され、女性会員の入会が認められたのもこのゴルフ場が全米初となっています。

6.オークモント・ゴルフクラブ/アメリカ

1904年に、米国ペンシルバニア州の鉄鋼王ヘンリー・フォーンズが、私財を投じて設計・建設したゴルフ場で、全米オープンなどメジャートーナメントも開催されています。大きな地表の起伏、200以上のバンカー群、特殊芝ボアを利用した高速グリーンの実現など、ゴルファー泣かせの難易度の高いゴルフ場として有名です。会員約400名の完全プライベートクラブとなっています。

7.オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ/アメリカ

1934年米国ジョージア州に、ボビー・ジョーンズとアリスター・マッケンジーが設計して開設されたゴルフ場で、開設以来マスターズ・トーナメントの開催地として有名です。世界中の会員は約300名ですが、会員になるのに数十年待ちというかなり狭き門で、女性会員は2012年に初めて2人の会員が認められました。

全ホールに名前がつけられ、「ガラスのグリーン」と恐れられるグリーンは、傾斜の格差がありスピードも速く、難易度の高いコースで知られています。バミューダ芝から1981年にはベント芝に変更されています。

8.ミュアフィールド・ゴルフクラブ/スコットランド

スコットランドのフォース湾沿いの砂丘地帯に、1891年オールド・トム・モリス設計でコースが誕生し、コルトとシンプソンによって現在のコースに改造されました。このコースの前身で1744年にクラブが結成され、そこで草案された13か条のルールは世界最古のルールとして、セント・アンドリュースにも引き継がれています。

歴代の全英オープンが開催され、2017年に初めて女性会員が認められました。多くの小さな起伏、狭いフェアウェイ、高速グリーン、海風など難易度の高いコースで知られています。

9.ロイヤル・ドーノック・ゴルフクラブ/スコットランド

スコットランド北部のドーノック湾の海岸線に、トム・モリス、ドナルド・ロスによって作られ1877年に開設されたゴルフ場ですが、16世紀には既にここでゴルフが始まったとされています。大自然の中に溶け込んだ野趣溢るる名コースは、人の手は最低限しかかけておらず、パインハースト2やジャック・ニコラスが子供時代に育ったサイオトなど、最高傑作のコースが残っています。

10.ロイヤル・メルボルン・ゴルフクラブ/オーストラリア

オーストラリアで正統派英国スタイルのゴルフ場が390も点在するビクトリア州で、アリスター・マッケンジー博士によって設計され1891年にオープンしたゴルフ場です。1930年代以降、全豪オープンなど大規模なトーナメントの開催地となり、試合はマッケンジー博士デザインのウェスト・コース12ホールと、ラッセルがデザインしたイースト・コース6ホールの複合コースで行われます。

コースの地形、デザイン、建造技術がオーストリア最高レベルと言われ、別格の18番ホールなど、世界のプロからも絶賛されています。

11.まとめ

有名なゴルフ場は会員になるのも一苦労で狭き門であり、それ故名誉なこととされています。歴代の著名なゴルファー達が数々のドラマを生んだ歴史ある名門ゴルフ場で、会員として、また会員の友人に招かれて、大自然を相手に爽快なプレーを楽しんでみてはいかがでしょう。